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 3人+1人のビジターを考慮したファミリーキャンプ。
コンパクトなギアを『脳内キャンプ』で一考。

2006年05月09日

一酸化炭素中毒~実体験

 GWに製品のレビューも兼ねていろいろと試していました。で、そんな中、暖を取るためレンタンを使用したわけですが・・・。

 テント前室にて、まず、レンタンに着火。 暖を取る。レンタンで、マシュマロをあぶり、喰らう。
 その際は、ベンチレータ全開。
 また、メッシュも一部開けておりました。

 さて、そろそろ寝る時間となりました。
 レンタンも順調に半分ほど、燃えてこれならあと3時間ほど(だいたい1個で5~6時間燃焼することを実験済み)で燃え尽きるであろうと思い、夜半の冷え込みを考慮し、ベンチレータと、メッシュ部を閉めてインナーテントで寝ることにしました。

(・・・ここからは、珍しく長文)
 さて、ほどなく子供をトイレに起こすため、約3時間後におきました。

 そこで、嫁が前室にでて子供が靴を履いているのを待っていると・・・突然倒れました。(そのときは、寝ぼけているだけだと思い、私は寝袋に入っていました。寒いので・・・)

 子供の声に起こされて、嫁が復活。テントの外へ行ったと思ったら・・・『お母さ~ん、こんなところで寝ないで~。』という子供の声が聞こえました。

 !!

 これは、まずいかも・・・。と思い、私も靴を履いて、外へ。
 ソコには、倒れた嫁とその体をゆする子供がいました。

 嫁の上半身を起こすと、意識が回復。 『トイレに行きたい』とのことなので、もうすこし休ませようかと思ったが、トイレへ向かうことに。

 その道すがら、10歩ほどで、また急に膝から崩れ落ちた。
 また、気を失っている・・・・。さて、これはまずいなぁと思った矢先、意識回復。その間10秒くらいか。

 それから無事トイレについて用を足すも、そのとき私に悲劇が襲いかかる・・・。いつの間にか気を失っていたらしい・・・。嫁の声に目を覚ます。

 それからは、お互い気を失うことなく、しばしテント外にて10分ほど休憩。
 テントに戻り、出入り口を開放し、空気の入れ替え後、床についた。


 とまあ、こんな感じです。←懲りてない???


 このときに唯一の救いだったのは、子供が気を失わなかったこと。

 おそらく、一酸化炭素の比重から言ってほぼ空気と同じ比重ではあるが、温められていたために、テント上部に溜まっていたのか、もしくは、テントの低いところに関しては、下からの換気がうまくいっていたのかのいずれかがその要因かな。と思う。

 そう考えるとベンチレーターを開放していれば一酸化炭素中毒にならなかったのか?とも思うが、今回ばかりは、私の不注意でおきてしまった事故だと深く反省している。

 逆に軽い貧血のような酸欠程度で済んだのが幸いだった。もし、これで、このような状況にならなかったら、調子に乗って1個まるごと燃焼させて、就寝することもあるかもしれなかったし・・・そうなるとさすがにテント全体に一酸化炭素が回ってしまい、今回どころの騒ぎではなかったであろう。


 きっと、周囲の方は「酔っ払い」程度にしか思ってなかったことでしょうが、実は結構重大な出来事があったんですよ~。

 ということで、もう2度とレンタンは使わないと思います。(レンタンが・・・というよりも燃焼させたまま、換気のことをおろそかにしたのが問題ですが・・・)

 ちなみにレンタンだけではなく、炭でも同じことが言えますが・・・。

 これからは、やはり従来どおり消えたことを確認してから寝ることに徹底。

 最後に・・・テント内での火気の使用は基本的にXです。
 取り扱い説明書にもそう書かれていると思います。

 テント内の火気の使用は、自己の責任において行ってください。


 私の貴重??な体験が少しでも、皆様のお役にたてれば幸いです。 


追記・・・上記の内容は、けっして、練炭を否定するものではありません。
     練炭は、非常に優れた燃焼効率の高い、燃料です。これは間違いありません。
     ただ、練炭・炭ともに、使用するのは人ですので、使用方法を間違うと大変なことになるということを実体験からお伝えしたかっただけです。

     また、上記の内容で、「私的には練炭は使用しない・・・」という文面もありますが、これについては・・・ちょっとしたトラウマですので、ご了承ください。(もし、炭の使用で同じことが起きていたら・・・「炭はもう使わない」というような内容になったかと思います。)

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この記事へのコメント
はじめまして。
endと申します。

仕事で一酸化炭素中毒の治療してるんです。

あまり知られていないと思うのですが、一酸化炭素中毒には急性型と間欠型っていうのがあって、急性型は治療により完全治癒しますが、間欠型は完全治癒は難しいというタイプです。

では、どういう感じでその2タイプに分かれるのかというと、お二人が倒れたような症状は急性型(高濃度の一酸化炭素を吸ったことによるもの)だと思います。

ですが、その後、体内に一定濃度以上の一酸化炭素が残った状態で治療を終了してしまうと間欠型と呼ばれる、慢性一酸化炭素中毒に移行します。
症状は脳の低酸素状態になりますので、軽い脳梗塞に近い感じだと思います。ボケーっとするとか。

これは、一酸化炭素に暴露された時間の長さ(これが重要な気がします。脳の奥まで浸潤するというか・・・。)と、その時の一酸化炭素濃度によって決まるのですが、間欠型の場合、血液のデータや、パルスオキシメータの値(よく病院で指にセンサーをはめて99%とか出るやつ)では分からず、脳波をとる以外に判断できません。

blogを読んで、あまり長い時間のことではないといった事でしたので、きっと大丈夫なのではないかとは思っております。

怖がらせるようなことを書いてしまったかもしれませんが、心配でしたので書かせていただきました。

病院で調べるとなるとお金も時間も手間も掛かりますのでなんともいえませんし、実際、間欠型一酸化炭素中毒に対しての知識を持たない病院も沢山あります(脳外(若しくは脳波の読める方)と呼吸器科のある病院でないと判断しかねると思います。)ので難しいのですが、なんかヘンだな・・・。と思うことがありましたらこのレスの事、思い出してみてください。

間欠型について記載してあるHP見つけました。
http://www6.ocn.ne.jp/~dr.sen/co.html

差し出がましい事をして申し訳ありません。
また、お気を悪くされたりすることありましたら、本当にすみません。
では。
Posted by end at 2006年05月12日 10:02
endさん。はじめまして。

コメントいただきましてありがとうございます。

・・・ご心配をお掛けして申し訳ありません。
endさんは、実際に治療に当たっているとの事。 とても有益な情報ありがたく思っています。

 現在、特に目立った症状はありませんが、もう少し様子をみて、『ちょっと・・・おかしいなぁ・・』(もともとヘンなトコロも多いですが・・・)という兆候がありましたら、病院で診てもらおうと思います。
Posted by deb at 2006年05月12日 11:30
あまりコメントとか書いたことなかったんで緊張しましたが、以前間欠型になってしまった方がいて、切ない思いをしたことがあったので、どうしても気になって書かせていただきました。

またお邪魔します。
では。
Posted by end at 2006年05月12日 12:31
 endさんの貴重なご意見をとても参考になりました。

 ちょっとしたことでも、何かしらコメントいただければ幸いです。 

 これからもよろしくお願いします。

 

 
Posted by deb at 2006年05月12日 23:36
修が焼き鳥を焼いて具合が悪くなってます。
本人曰く、一酸化炭素中毒かも・・・・。
読んでまさに症状が当てはまります。
レスの方、ありがとうございます。
数日間、夫を観察してみます。
とても心配・・・・・。
Posted by osamu tuma at 2006年08月13日 20:17
osamu tumaさん。はじめまして。
私も、修さんの容体がとても心配です。
なんとも無ければ良いですね。
あまりにも容体が良くないようでしたら、お医者さんのところに駆け込んだ方がよろしいかと思います。
 お大事にしてください。
Posted by deb at 2006年08月13日 20:27
実は、わたしの父が、趣味で乗っている船の修理中に一酸化炭素中毒になってしまいました。原因は修理中に暖をとるためにオガライトを使っていたからです。

しかも本格的に体調が悪くなったのが3週間後だったので、家族もお医者さんも一酸化炭素中毒ということに全く気がつきませんでした。

検査を重ねた結果やっと入院3週間後に間欠型の一酸化炭素中毒という診断がでました。

困ったことは、一酸化炭素中毒の治療が非常に遅れてしまったことです。有効だといわれている高圧酸素の治療もしていません。

現在、父は入院して3ヶ月が経ちました。入院して2ヶ月間はほとんど寝たきりの状態でしたが、今は自分で食事もできるようになりました。自分の生年月日や名前もわかっています。

しかし、簡単な足し算や引き算もできず、時には病室にねずみや猫がいる等とわけのわからない発言をしています。

もう一度父に元気になってほしいと願っているのですが、一酸化炭素中毒になってから3ヶ月後でも、高圧酸素の治療が有効であるのか教えていただけたら幸いです。他にもなにかアドバイスがあったらよろしくお願いいたします。
Posted by はっぴい at 2006年09月29日 10:51
はっぴいさん。はじめまして。
私も、はっぴいさんのお父さんの容体がとても心配です。
 残念ながら、私は医療に携わる身ではありませんので、的確なアドバイスなど残念ながらできません。すみません。
 下記に、一酸化炭素中毒から回復された方のHPのアドレスを記載します。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1220/
 闘病生活がとても大変だったことが伺えます。
 それと、私的な見解ですが、高濃度酸素治療については、良く医師と相談された方が良いかもしれません。少しでも効果があるのであれば、治療する価値は十分にあるような気がします。
 何のお力にも成れず、大変心苦しいですが、はっぴいさんのお父さんの回復を心より願っています。
Posted by deb at 2006年09月30日 01:19
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